1.冬の寒さと乾燥は、赤ちゃんの敵
当たり前ですが、日本の冬は寒いですね。しかも、子供が産まれる前は意外と軽視
しがちなのですが、結構、乾燥します。
赤ちゃんや幼児が風邪を引いたら、ママやパパは気が気で無いですよね。
大人の自分たちが風邪であれば、ある程度なれています。しかし、
赤ちゃんが風邪で熱を出したりしたら、本当に心配で大変です。
2.赤ちゃんが風邪を引く前の予防に加湿器を使う
冬の寒さから赤ちゃんを守るために、部屋を暖かくする。これは基本
です。そして、一般的な暖房器具といえば、エアコンやストーブでしょうか。
そして、エアコンやストーブという一般的な暖房器具の短所として
使えば使うほど、空気が乾燥する!!ということが注意ポイントとなります。
むずかしいのですが、エアコンを付ければ付けるほど、温度が上がるのと同時に
湿度が下がって乾燥してしまいます(涙)
乾燥した空気では風邪をひきやすくなると
いわれていますので、これに対して湿度を上げる加湿器を使うということが
有効な対策となってくると思われます。
赤ちゃん育児に必要な加湿器の口コミ
3.そもそも加湿機にはどんなタイプがあるのか?
そんなわけで、加湿機のメリットと必要性が感じられたでしょうか。しかし、実際に加湿機を選ぼうとすると、
巷には色々なタイプの機種が販売されていることに気づくと思います。
これはどのタイプにするべきか?よく知らないと迷うこと必至だと思いますので以下に3つのタイプを
説明していきます。
3-1.スチーム式はコストは高いが加湿力が強い
筆者の家庭でもエアコンを使用する際に重宝していたのが、このスチームの加湿器です。
湿度がなかなかあがらない場合には、これで一発であがります。言って見れば
やかんのお湯をわかしてその蒸気を部屋中にまわすイメージです。
加熱しないで、常温の水の気化を進めるタイプの別方式に比べて圧倒的に
加湿力が強いです。乾燥の度合いが強く、赤ちゃんの風邪対策でどうしても
乾燥を防ぎたいという場合には強力な助けとなります。
筆者は一度、天井が少し高い上にロールカーテンしか付けられない特殊な構造のマンションに
住んだことがあり、その際に重宝しました。
その際には、エアコンで暖房を付けても冬の外気で冷えた窓からどんどん熱が奪われるため、
暖房がフル稼働、湿度は一気に下がりました。本当に乾燥しやすい特殊な環境で、
生後1年ちょうどの赤ちゃんを育てていたため、このスチーム式の強力な加湿能力で助けられました。
また、意外と選ぶときに気づかないかもしれないですが、暖かい蒸気のため、冬場にあたたかい空気となって
ちょうど良いです。スチーム式以外のタイプですと、冷たい空気が出るタイプもありますので、この点でも選ぶメリットがあります。
逆に、電気でお湯をわかし続けることになりますので、電気代が高くなります。。この点があるため、
どうしても強力な加湿機が必要な時期+場所に絞って投入すると効果があると思います。
また、熱いお湯を沸騰させる構造のため、加湿機が倒れてしまうと大変です。赤ちゃんや幼児がさわることのできない
安全な場所に設置できることも合わせて考えてから使用すると良いでしょう。
3-2.超音波式の加湿機は安いが衛生面で注意
スチーム式以外の加湿専用機で、ポピュラーなのは、超音波式でしょうか。こちらは、水を蒸発させるわけではなく、
超音波によって水を細かく小さな粒に分けてから、風を当てることで拡散させる構造です。
いってみれば、霧吹きと扇風機を組み合わせて部屋中に霧をまくイメージでしょうか。
超音波式の加湿機は、加湿能力はスチーム式には少し劣ると考えられますが、電気代があまりかからないのが大きなメリットです。
また、加湿機時代の価格もけっこう安く販売されているものが多いようです。その点でもコスパは良いです。
逆に、デメリットもあります。よく取り上げられているものでは、「ばい菌」をまき散らしてしまうリスクがあることです。
スチーム式と異なり、高熱でお湯を沸騰させているわけではないため、煮沸のような効果は期待できません。
また、蒸気と異なり、完全には気化していない霧を拡散する構造のため、ばい菌がそのままでまき散らされてしまうリスクが
あるようです。
もちろん、掃除を常にきちんとして衛生状態を保っている場合にはリスクは減ると考えられます。しかし、育児でバタバタして
いる家庭でママパパがリスクを減らすという上では、スチーム式に比べると、オススメ度が下がるかなというのが正直なところです。
3-3.気化式の加湿機は空気清浄機と一体型が多い。加湿能力は弱め
上に説明した2つ以外にも、気化式のタイプの加湿機もあります。こちらは、加湿専用機というよりは、空気清浄機の機能と合わせた、
「加湿空気清浄機」として販売されているケースが多いのではないでしょうか。
筆者の自宅にも実際に空気清浄機を購入する際に、加湿機能も付けておくか・・・
くらいの感覚でこどもが生まれる前に購入していたものがあります。
気化式は、水を蒸発させることで、「気化」させて湿度を上げます。この点ではスチーム式と同じなのですが、違うのは、お湯を沸騰させるわけでないということです。
水をスポンジのような素材に吸収させて、これに空気をゆっくり通すことで気化させる構造になります。
実際に筆者が使用していた加湿空気清浄機でも、スポンジのような素材が取り付けられた車輪が、下の水タンクを水車のようにくぐって、回り続けていました。そして
空気清浄フィルターを通った風がこの車輪のスポンジを通る構造でした。掃除のときに分解して洗浄していたので、なるほどな〜と感じていました。
メリットは、超音波式と同じく、電気代が安いことがまず一つ。そして、超音波式とは異なり、水を「気化」させてから拡散しますので、
「ばい菌」がそのまま拡散されるリスクが比較的低いと考えられることのようです。
もちろん、水タンク部分の掃除を怠ると、気化した空気に直接影響しないとしても、ばい菌が繁殖します。
そのため、超音波式ほどではないまでも、まめな掃除をすることが欠かせない加湿機だとは思います。
デメリットとしては、出てくる空気が冷たいことです。。スチーム式と異なり熱い蒸気ではないので。しかも水をくぐって、気化時に熱を奪うためか、
風が冷たいです。そして、加湿能力はスチーム式と比べると「がくっと」落ちると思います。
先ほど紹介した、筆者の過去の湿度が下がる特殊な環境のときには、この空気清浄機付き加湿機では、力が弱すぎて役不足でした。そのため、
少し湿度を上げれば良い・・・くらいの気持ちで使う場合が良いと思います。
4.スチーム式加湿機がおすすめだが、電気代面から使う時期と部屋をしぼりたい
赤ちゃんを育てるという環境において、一番良い加湿機は何だろうか?と考えると、やはりオススメはスチーム式の加湿機ですね。倒れる危険のない安全な場所
に設置することは必須ですが、やはり強力ですし、ばい菌のリスクが最も低いのかと。
しかし、スチーム式は強力な反面、電気代は結構かさむことになります。構造的に電気でお湯を沸かし続けることになりますので 電気ポットで沸騰させる際
の電気代が継続して発生すると考えたらイメージしやすいでしょうか。電気代には要注意です。
そのため、赤ちゃんや幼児が居る部屋にしぼって設置するということがおすすめです。ある程度コンパクトな空間の方が、加湿時間も短くて済むとは思いますが、
この辺りは生活しやすさとのバランスを考えてという事になるかと思います。
もちろん、気化式の空気清浄機付き加湿機と併用して、乾燥が最も進む時期に絞って、スチーム式を投入するということも電気代の費用対効果を最大にする合理的な
選択だと思います。
5.湿度を下げない暖房器具の使用との、コスト比較も合理的
今回説明してきた加湿機は一度下がってしまった湿度を人工的に上げるツールです。そして、なぜ湿度が下がっているかというと、エアコンやストーブの暖房が
湿度を下げてしまいやすいからだと思います。いってみればドライヤーで空気を乾かし続けているようなものではないでしょうか。
この点、暖房器具について他の選択肢を考えてみることも、総合的なコストを下げつつ赤ちゃんを育児するのに適した環境を作るうえでは欠かせないのではないでしょうか。
例えば、床暖房や、オイルヒーターといった 暖房器具であれば、暖房時の湿度低下を最小限にすることが期待できます。
これらについては、今後のまとめでも投稿していきたいと思います。
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