1.プレミアムセグメントの高級ベビーカーとは
最近では、価格が8万円を上回る高価格帯のベビーカーが販売され、国内でもそれなりの数を見るようになりました。
よくプレミアムセグメントのベビーカーと言われることもあるのですが、言って見ればセレブ仕様のベビーカーと言えるでしょう。
しかし、よくよく考えてみると、自分がセレブかどうかはあまり関係ないかもしれません。セレブでなくても
ベビーカーの使い勝手から得られるメリットや満足感が、価格を上回るのであれば、車や住宅にかける金額と
比べたら、実はそんなに高い買い物ではないかも知れません。
2.ただの生活の道具から、おしゃれや楽しみを盛り込んだグッズへ
昔はベビーカーはあくまでも「生活の道具」として最低限必要な機能を持ったものとしての扱いが中心でした。
また昔のいわゆるお金持ちは赤ちゃんを乳母さん(現代でいう専属ベビーシッター)に任せるという習慣もありましたから、
お金持ちが自分で使うという意識は少なかったのかもしれません。
この辺りは時代の流れとともにライフスタイルが変化した影響です。
そしてお金持ちだからということでもなく、ある程度、子育てにお金をかける家庭であれば
家計のバランスの問題であり、価値観の問題にもなってきました。
3.プレミアムセグメントのベビーカーの特徴(外観)
1)デザインがおしゃれ
セレブを意識したグッズといえば、おしゃれなデザインが特徴です。ベビーカーでも同様にこのゾーンではデザインにかなりの力をいれて作られているのがよくわかります。特に子育ての地位が高いと考えられるヨーロッパー発のベビーカーはおしゃれです。
2)素材が立派
フレームや樹脂部分、サンキャノピー(日よけ)、車輪部分のどれもが、基本的にはより高価で価値の高い素材で作られています。
お値段が高いからこそできる素材・材料のチョイスがされていると考えてよいでしょう。
3)カラーやパーツをセミオーダー的に選択できる
ベビーカーが生活に密着したグッズである以上、洋服と同じように、セレブたちの個性を反映できることが必要です。
そのため、いわゆる既製品的に大量生産で同じものという発想の逆をいきます。カラーやパーツを購入時点でチョイスしたうえで
組み合わせることができるのも特徴です。
購入後にサンキャノピーやシートのカラーを気分で変えることができるベビーカーもあります。
4.プレミアムセグメントのベビーカーの特徴(機能面)
1)電車に乗ることを前提とされていない(=大きい)
日本では都心部分の地下鉄網など鉄道網がとても発達しているため若干事情が違うのですが、基本的に欧米の一般的なセレブ、
裕福な方たちというのは公共交通機関としての鉄道やバスを使うことは非常にまれです。車か徒歩かでしょう。
そのため、欧米発のプレミアムセグメントベビーカーでは、ためらうことなく大きなサイズを採用されているケースが多いです。
2)押し手がラク・快適であることが重視
上記の1の話のように、電車に乗ることを前提とされていないので、ママパパの押し手がラク・快適であるために、
サイズを大きくしたり重くすることが必要であれば、ためらうことなく設計に反映されています。
そのため、欧米ブランドですと、
電車利用の制約を考慮した日本ブランドと異なり、大きい反面、押しての快適さはこれでもかと高められています。
3)当然赤ちゃんの居心地も良い
当然のことながら、ゆとりのあるパパママですから、通常以上に赤ちゃんの居心地は重視されます。
自分たちが人より快適な住環境を持っているのと同様に赤ちゃんの快適性も人並み以上に求められるわけです。
クッション性、通気性、ゆったりとしたシート幅など、居心地のよい移動するチェアーとしてのベビーカーがそこにはあります。
5.プレミアムセグメントのベビーカーの例
1)バガブー カメレオン
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Bugaboo Cameleon (バガブー・カメレオン)の口コミ
バガブー / およそ新生児から
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ウェブショッピング価格 参考例:13万円台〜16万円後半など (2015/4中旬時点)
値段が非常にお高いのですが、百貨店で飾られたカメレオンを押してみると、その滑らかな動きに驚きました。。
大きいのですが大きさを感じさせず、押した感じは非常に軽いです。デザインもなかなかのもの。
カラーを選べるのもセレブ仕様という感じです。海外の人気ドラマで使用されたのがきっかけか、
海外のセレブ芸能人が沢山利用されているようです。
(ミランダ・カー&オーランドブルーム、マット・デイモン、ミラ・ジョヴォヴィッチ、ナオミ・ワッツさんなど)
2)ストッケ エクスプローリー
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ストッケ エクスプローリーの口コミ
ストッケ / およそ生後7ヶ月頃から
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ウェブショッピング価格 参考例:11万円台〜13万円台など (2015/4中旬時点)
こちらも値段がお高いのですが、意外に日本の都心部(特におしゃれスポット)で結構見かけます。
東京なら表参道や青山、大阪なら心斎橋というところでしょうか。
対面で赤ちゃんの位置が高く、
ママが赤ちゃんと顔を合わせられながら移動できるのが人気なのかもしれません。実際に店頭で押してみましたが、
大きいですね。絶対電車に乗らない使用が前提です。。
(ジェニファー・ハドソン、神田うの、SHIHOさん、など)
3)ジュールズ デイ
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JOOLZ DAY ジュールズ ベビーカーの口コミ
ジュールズ / およそ生後1ヶ月頃から
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ウェブショッピング価格 参考例:10万円台〜12万円台など (2015/4中旬時点)
こちらは上の2つに比べると、まだそれほど見かけないように思いますが、編者の友人が持っていました。
やはり車輪が大きくて座席位置が高くて、安定感がありそうな作りが特徴でしょうか。デザインも良いです。
(辺見えみり、松島尚美、SHIHOさん、など)
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